それは鉄壁のガーディアン。
あーんど、鵺様大好き腐女子です!



「っていうわけですので、以後お見知りおきを!!」

「どういうわけだよ」


シャッキーン、とポーズを決めて、言うに、鵺は溜息を吐いた。
スピット・ファイアに無理矢理調律に連れてこられた鵺は、はたまた突然紹介された、という少女に、唖然とした。


なんていうか、濃い女だ。


「や、ですからね?鵺様。私、トゥール・トゥール・トゥの守護者を務めてます、です」
「や、それは聞いたっつの」
「じゃあ何が問題なんですか?」

首を傾げたに、今度こそ鵺はガクリと項垂れた。
なんというか、Going my wayを行くやつだ。
ふと、引っかかったことがあって、鵺は顔を上げた。

「がーでぃあん・・・?」

鵺が首をかしげると、は口元を抑えた。
というか、鼻を。
「ぬ、鵺様・・・・・・ひらがな発音は、かなり私の鼻に大ダメージを与えるんですが、これはもうお持ち帰りOKって「で、説明しろよ」
「・・・ふぁい・・・」
冷めたい目つきで切り捨てられたは、ガクリ、と落ち込んだ。



「トゥール・トゥール・トゥは、最近かなりの実力者が集まってるじゃないですか。可愛い奈々ちゃんとか、はこちゃんに、このみちゃん、枢ちゃん。ああ、もうウハウハですよ・・・!」
「いや、お前の変態度はよく分かったから、さっさと説明しろよ」
が身を悶えながらも言うセリフに、鵺は同様せずに答える。
大量の子どもを相手にしていれば、どんな性格にも対応できるようになってしまったのだろうか・・・。
「・・・こほん。で、皆戦える子、ってわけじゃないでしょう?ですから、私が護るんですよ」

OKですか?
というに、鵺は頷いた。

「ああ」
「そうですか、良かった・・・。っては!!!」
突然、立ち上がって叫んだに、鵺はビクリ、と身体を震わせた。


一体、何なんだこいつ。


「そ、そりゃですね!可愛い女の子に囲まれて、ああ、こりゃ天国だわ・・・って思ってますけど、実は鵺様一筋ですから!!ああ、あと奈々ちゃんも奪ったりしませんから!」
「誰も心配してねぇ・・・」
ベシ、と叩かれて、沈没しているがいたとか、いないとか。





こうして狂愛は始まった



( さぁ、ダーリン、私と愛を始めましょう? )