「おはよう骸!今日も爽やかな朝ね!あたしは今日も骸と逢えてさらに爽やか爽快よ!」


「おはようございます、。貴方のウザさは今日も健在ですね。一度上唇と下唇を閉じる手術を受けてくれませんか?そうしたらこのボンゴレにもっと爽やかな朝が訪れますよ」
むしろ歯を砕いてさしあげましょうか?
にっこりと笑う骸に、はさらに笑みを深める。

「やっだぁ、もう、骸ってば冗談が上手いのね。大丈夫、骸がツンデレってことは良く知ってるのよ?一昨日の朝もそういいながら、夜にはあたしの上であんあん鳴いてたものね」
「全くもってデリカシーのない人ですね。第一僕はあんあん鳴いた覚えはありません。むしろあんあん鳴いてたのはのほうですが」
「あら、照れ隠しって奴じゃない気付いてよもう」
「貴方に照れ隠しという行動があることに驚きですね」



ちなみにこれは他の幹部もたむろしている綱吉の執務室での会話である(皆がいる)。
最初のうちは開けっぴろげなの会話に動揺するものもいたが、今では日常茶飯事で聞き流すことになっている。
(ただ、隼人に居たっては、今でも時々赤くなってしまうが)



「そういえば今日は一緒に任務なのよ。頑張りましょうね」
「気が滅入りますね。むしろ僕一人でも構わないような気がしますが」
まぁ、命令なら仕方がありませんね。

クフフと笑う骸に、は楽しそうにニコニコと笑う。
「任務が終わったら一緒にラブホに行きましょうね」
「絶対嫌ですよ。何言ってるんですか」
「いやね、そういいながらいつも連れ込むのは骸のくせに。大丈夫、分かってるのよ?」
「何を分かってるっていうんですか、貴方は。夢でも見てたんじゃないですか?」


あ、綱吉君、任務の詳細を下さい。
そう手を伸ばす骸に、綱吉は苦笑しながら資料を手渡した。

覗き込もうとするの顔に軽い張り手を食らわす。


「ああ、でもラブホに行く前にショッピングに行きたいわ。椅子が欲しいの」
「そうですか」

「ねぇ、骸はどんな椅子がいい?おそろいね」
「は、おそろいなんて死んでもゴメンですよ。脳みそに虫沸いてるんじゃないですか」

それでは行ってきます、という骸と同じような会話をしながらも着いて行く。




そんな二人を見て、綱吉が盛大に溜息を吐いた。
「・・・あの二人って、夫婦だったよね」
「もう入籍して1年も経つよな」
1年経ってもかわんねぇなぁと笑う武に、綱吉はさらに溜息を吐いた。

「でも、家では凄ぇ骸がを好きらしいぞ」
リボーンがふっと笑いながら言った。


「・・・骸さんって、ツンデレですから・・・」
二人の時だけデレってやつですよね。


というハルに、全員が同意したように頷いた。








( ちなみに二人っきりでは彼もデレになるのよ、ああ、そこが可愛くって仕方がないんだから )