ただなきそうな声で言うを見ていることしか出来なかった。

ちょっとまて、なんつーかお前、勘違いしてねぇか?


「ばぁああああか!!!人がずっと告白してるのに、何が『何考えて来たんだか知らねぇ』よ!ざけんじゃないわよ、アホ!間抜け!鈍感!馬鹿!!」

「ぐふぉ、ぐぇ!ちょ、ぐぁ!」

思いっきり急所に入っ・・・った・・・ぐふ。
待て、待て・・・っていうか、待て。何かお前思い違いっていうか、ちょ。

そう思ってる間にはA・Tを持ってきて、ギロリと俺を睨んで、
「夜遊びしてやる・・・朝帰りしてやるっ!」


は、はぁあああああ!?
待て待て待て待て、そんなの俺が絶対に許すか!ダメに決まってんだろ!



「ちょ、待て!」
引きとめようと手を伸ばしたけど、そのときにはもう遅かった。


「スピさんちにいってきますっ!」

朝まで帰らないから!と叫んでが飛び出した。
スピットってお前・・・!


「だぁあああ!待て、!一番危険だっつーのって、もういねぇ!!」

さすが第二の女王・・・じゃない!
俺は急いでスピットに電話をかけた。あいつがもし手出したらぶっ殺してやる・・・。

『鵺君?どうしたんだい、こんな時間に』
「・・・がそっちに行く」

『え?』


「あいつ勘違いして怒ってお前んち行くって出てったんだよ!いいか!?行っても何もすんなよ!?手出したら玉璽使うからなっ!」

絶対に手だしたらぶっ殺す。再起不能にしてやる・・・。


『さすがに中学生は守備範囲外だから安心してよ。・・・ま、ちょっと遊ぶかもしれないけど』

「おい!ちょ、お前何言って!・・・って切れやがったっ!」

何だ遊ぶって、遊ぶって・・・あのスピだからがどんな目にあうかわかりゃしねぇ・・・。
いや、でも、さすがにに無理矢理何かするような馬鹿じゃねぇし・・・大丈夫、だよな。



ベットに寝転がって、色々と考えた。

多分俺が伝えたら、こんなことはなくなるんだろうけど・・・でも、あいつ中学生だしなぁ・・・。
年とか関係ないとかいいそうだけどな。


「時々・・・」
腕を伸ばして、拳を握った。



「触りたくなる」



目の前であんな、一端の女みたいな顔で笑ってんじゃねぇよ、馬鹿。

近くで笑ってるのを見るたびに、触れたくなる、抱きしめたくなる、心の中の男の部分が顔を出しそうになる。
お前、俺がどれだけ我慢してんのか、しらねぇだろ。


「くそっ」

出来ることならさっさと伝えてやって、触って、抱きしめたい。
けど、そうすると・・・一気に枷が外れそうな気がする。

はずっと俺ばっか見てて、恋愛なんて小説やドラマでしかまだ知らないような、そんなやつなのに。


俺が護らなくちゃいけねぇんだから。
俺が恐がらせるわけにはいかねぇんだよ・・・。



「あーくそっ・・・触りてぇ・・・」
早く大人になってくれよ、マジで。





君の成長が待ち遠しい



( 本当に手だしやがったら、絶対にぶっ殺してやる・・・ )