色々と言い合いをしながら、アレンと神田が帰ってきた。 というか、本当に仲悪いなー、二人とも。 「アレンおかえりー!!」 「はい!ただいま、」 ぶんぶんと手を振ると、アレンがはにかんで小さく手を振ってくれる。 ゆっくりとこっちに歩いてきて、もう一度アレンが「ただいま、」と言ってくれた。 ・・・なんか、これ・・・。 「なんだか、新婚さんみたいですね」 ぐはっ! い、言っちゃった・・・!言っちゃったよ、アレンさんっ!! そりゃあたしも、これって新婚さんみたいだなぁ・・・って思ったけどっ!! 「え、えへへ、じゃあ、おかえりなさい貴方。ご飯にする?お風呂にする?それとも、か・ん・だ?」 「「何でそこで神田(俺)なんですか(なんだっ)!!!」」 おぉ、ダブルツッコミっ! アレンに遅れてやってきた神田が、あたしをにらみながら突っ込みをする。 「だって・・・恥ずかしいじゃない」 「気持ち悪ぃ・・・」 「人のときめき乙女を気持ち悪いとか言うな、このポニーテールっ!!」 超失礼だよ、神田っ!! っと、こんなバ神田を相手にしてる場合じゃなかった! 「アレン、改めておかえり!怪我はない?大丈夫?」 「あ、はい。大丈夫ですよ、かすり傷程度ですし」 そういうアレンの格好は、服は少し破れてるけどひどい傷は負ってなかった。 うん、良かった。 「そうだ、。ちょっといいですか?」 「へ?うん」 ドアを指さして笑うアレンに頷くと、腕を引っ張られて歩き出した。 あれ、リナリー・・・何でそんな輝かんばかりの笑顔? ずるずると引っ張られて、あまり人通りのない階段についた。 「そういえば、今日の任務ってどんな内容だったの?」 「え?ああ、今回はイノセンスの関係ないAKUMAの一掃でした」 「一掃って・・・最近AKUMA多いよね・・・」 「そうですね、それはそうと、」 なんだか嫌な予感がして、わざと話題をそらしてると、突然戻された。 じっと、アレンがあたしを見る。 ここまで来て、状況が分からないほど、あたしも野暮じゃなかった。 「・・・帰ってきたら言おうって思ってたんです」 「アレ、ン・・・」 けど。 「僕は、のことが」 何となく、雰囲気からわかってたけど。 だめ、だっ!! 「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 |