「・・・あれ?」



なんかイルミさん以外の人たちが、普通に紅茶飲んだりしながらくつろいでるんですけど。
・・・あれぇ?


「ねぇ」
「わっ!」
首をかしげてると、突然裾を引っ張られた。っていうか、キルアがいた。

「名前、なんて言うの?」
「ああうん、凄い今更だけど・・・だよ」
「ふぅん・・・俺はキルアでいいよ。姉」

「・・・は?」


にっと可愛い笑みを浮かべた後に、トコトコと歩いて、またゲームを始めた。
あれ?なんか今、爆弾発言しませんでしたか?


「やるよ」
「え、あ、どうも」
ミルキがあたしに向かってポテトチップスを差し出してきた。

「俺もミルキでいい、姉」
「え、あ、うん」

って、今さっき、ミルキにも爆弾発言された気がするんですけど。
と思ってると、足にポスンと誰かが抱きついた。

あ、太いのがバレるのでやめてください。


「僕も、カルトでいい」
「う、うん。カルト、ね」
そう言うと、カルトがにっこりと笑った。
凄く可愛いんですけど!!

「よろしく、姉」

・・・ごめん、前言撤回してもいいでしょうか。
っていうか、さっきから何であたしは姉をつけられて・・・。


「「キキョウ(母)さんっ!!」」

あたしとイルミは同時に叫んだ。
元凶はキキョウさん以外にありえない!!


「んまぁ!声もぴったり!」
「あ、どうも。って違いますっ!!どういうことですか!」

キルアって呼んでもいいって言われたり、ミルキって呼んでもいいって言われたり、カルトが超萌えだったり!
それはまぁ、ひとまず置いといてっ!!

「何であたしが、姉って呼ばれてるんですかっ!!」
「イルミの奥さんになるんですもの、キルア達の姉じゃないの!」

「あ、そっか。・・・って違います!!」

断固、断固やり直しを要求するーーーーー!!!!


「・・・イルミさん」
ゆっくりとあたしはイルミさんと向き合った。



「「断固、結婚阻止」」

強く強く手を握り合った。





実は仲良し



( あなた!ほら、早く「イルミ結婚おめでとう」の垂れ幕をつけて頂戴! )